大平陽

 

このキャンプは12月17日〜12月19日の3日間、「過疎地域等集落ネットワーク圏形成支援 事業」に採択された鹿児島県鹿屋市・菅原地区活性化プランの実証実験として開催されました。

 

1.「nojuku」について

 

「nojuku」とは、SDGs 思考で観光産業と地方創生を学ぶ1990年代中盤以降に生まれた Z 世代向け私塾コミュニティとされています。

「持続可能な未来を創る旅仲間の塾」「SDGs を地方創生現場で学ぶための塾」「観光産業を創造的に破壊する発明家の塾」「全国各地で点々と暮らす「風の人」の塾」「旅を通じて生涯の友と出会うための塾」など、いろいろな可能性を想定して名付けられました。

◎オンラインでのリモート学習(NETWORK)+現地訪問学習(FIELDWORK) ➡「機上の学びと地上の学び」

 

2.廃校ホテル 「ユクサおおすみ海の学校」

 

 120年の歴史を持ちながら2013年に廃校となった旧鹿屋市立菅原小学校。日本一海に近 い小学校と呼ばれた学び舎が2018年にリニューアルされ体験型宿泊施設として生まれ変わ りました。地元の言葉で「ようこそ」を意味する「ユクサ」を施設名にしたそうです。

 今回私たちは、菅原地区短期開拓民として「ユクサおおすみ海の学校」で二泊三日、宿泊し てきました。この施設内には様々なお店があったり、キャンプができたり、体験ツアーができたりと、自然と一緒に楽しむことができる場がたくさんあります。

 

3.現地での活動

 

具体的に私たちが体験したことを書き出してみました。


『食』

・カンパチのしゃぶしゃぶ

・地産地消 BBQ

・源龍ラーメン

 

『体験』

・地方創生会議1、2

・農業体験

・キャンプファイヤー

・荒平天神詣で

・平和学習

 

『食』では、その地域で地域の方々が汗水流して育て収穫した新鮮な食材をたくさん使用し ていたり、調理して下さったり、自然の恵みへの感謝とともに地域の方への感謝も忘れてはい けないと感じました。

『体験』では、菅原地区活性化についての地方創生会議をしたり、農業体験でジャガイモを 植えたり、キャンプファイヤーで様々なことを話し合いあったり意見を出し合ったり、荒平天神 に参拝したり、平和学習で鹿屋海軍航空基地史料館へ行ったり、三日間をこうして振り返って みると多くの体験をしていました。

 

 

3.廃校ホテルを活用した若年層向けイベント

 

 私は中学2年生の時に、PTA が主催する「国内研修事業」へ参加しました。その研修は沖縄 県の渡嘉敷島で行われました。目的としては、

◎「沖縄県、渡嘉敷村での交流を通して、多様な文化、平和について理解を深め、多くの 人々とともに生きていくための資質や能力を育成する」

◎渡嘉敷村の発展、自然を保護するために活動する人々から学ぶことから、地域活動の重 要性と環境保護を考える機会とする

 

◎沖縄青少年交流の家での集団宿泊活動を通じて、全国から集まる中学生が相互に交流 し、友情を深める。

 

という事業でした。この研修でのプログラムでも平和学習や体験活動があり、中学 2 年生の 時に体験したことですが、今もそこで出会った友達とは繋がっていますし、とても有意義な時 間が過ごせたと思っています。

 

 結論として私は、まず九州の若年者たちに向けて、鹿屋市を発信していけるようなプログラ ムを作成し、今回 nojuku で行ったような機会を開催したらいいのではないかと考えました。同じ学校の子ども達ではなく、様々な地域から集まった子どもたちであれば交友関係も広がり、 子どもたちにとってはまた来たい場所になると思います。

 

 

4.今回のキャンプを通して学んだこと、感じたこと

 

 SDGs という言葉を知ったのはここ最近のことで、「社会にある問題を少しでも解決して世 の中を明るくしていこう」なんて考える機会など一度もありませんでした。社会の問題知り、何 か私にできることは無いかと考えたとき、自分が今目指している事は本当に意味のあることな のか分からなくなってしまい、考える機会が欲しいと思い、このキャンプに参加しました。

 

 このキャンプでは「地方創生」がテーマとなり、廃校ホテル、空き家、耕作放棄地など地域の 活性化ついての会議や体験をしました。私は医療について学んでいますが、医療も地域の活 性化になくてはならないものだと思いました。地方を創生していく、また持続可能な社会を創る 上で、地域のことを伝承していくためには高齢者の方の手は無くてはならないものだと思うか らです。

 

 今回のキャンプでは今後のことを真剣に考える機会を与えていただきました。医療と SDGs は混じり合わないものだと勝手に考えていましたが、何をするにも基盤となるのは身体と心を 豊かにすることだと改めて分かり、これが他の目標にも繋がっていくのだと知りました。まだま だですが、医療の分野から私にできることを考えていきたいと思います。機上だけでなく地上 で学ぶ事ができ本当に良かったです。ありがとうございました。